パイン材
パイン材はヨーロッパから輸入される赤松が呼ばれている名前です。
日本で生産されたカラ松とは違って、近年どんどん輸入が成されることによって、一般的な名称として浸透しています。
一昔前は一部の業者だけが使っている用語であり、現在はホームセンターなどでも商品名として掲げられていますが、まだまだ馴染みが薄い木材の一種です。
欧州赤松という表現でパイン材を表しているものも存在します。
一番身近な利用は、ボーリング場のレーンです。
パイン材は種類によっても色身が異なりますが、安定した木材であり、強度があるからこそ重宝されています。
品質も安定しており、家具を作るにも安定した強度を保ってくれることから、狂いが少ない木材として利用されています。
長年の利用によるゆがみが少ないという点も魅力的とされており、柔らかく時間がたつごとに自然な色合いを見せてくれるので、美しさを魅力としてアンティーク家具にも利用されています。
頑丈な素材だからこそ、長く使えるものとして用いられているのです。
パイン材は熱や音、湿気に加えて光も吸収する特徴を持っているため、建材としても利用されています。
快適な居住空間を作り出し、重みもしっかり支えてくれます。
但し、柔らかさがある素材であるため、フローリングに用いると、鋭利なものをぶつけてしまった場合にキズが付きやすいという点があります。
抗菌や防臭の効果も発揮してくれるのと、体への負担が少ない作りが、多くの家具や建材に活かされています。